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【侍イングリッシュ】着任したばかり I'm new

 シンガポール駐在夫人の和子さんに、電話がかかってきました。ところが現地のなまりがきつすぎて、和子さんはさっぱり聞き取れません。思わずこう言って電話をガチャンと切ってしまいました。

 I'm sorry I'm Japanese.(ごめんなさい、私は日本人です)”

 これはショッキングな事件です。聞き取れなかったのは自分の責任で、日本人であることが原因だと言っているのですから。原因は国籍ではなく、現地なまりに不慣れなだけなのです。海外では対等、平等という価値観が大切にされ、聞き取れなかったのは和子さんだけの責任ではありません。
 
 さて、国際社会で対等に渡り合う侍英語なら、どのように言い換えることができるでしょうか。

I'm new to Singapore. You need to slow down. I don't understand you.
(私はシンガポールへ来たばかりです。ゆっくり話して。理解できません)

 これでいいのです。本来、コミュニケーションは双方の理解がゴールです。I'm newは、人事異動先などでも用いることができます。着任のあいさつやコピー機、備品の場所などを聞くとき、笑顔でI'm new here.(着任したばかりです)と話しかけてはいかがでしょう。new(新しい)という単語は、英語を学び始めるとすぐ登場しますが、こんな使い道も知っておくと、初対面の会話の幅が広がります。

 See  you next time!

河谷隆司

河谷隆司

異文化マネジメントコンサルタント アジア(インド・中国含む)、欧米、日本でマネジメントやリーダーシップ等の調査研究と研修を多国籍の受講者に対して行う。著書に『アジア発・異文化マネジメントガイド』『英語の話せるボスになる』他多数。