コラム

キャビンアテンダント(CA)になるにはどうしたらいい?

キャビンアテンダント(CA)になるにはどうしたらいい?

どういう段取りを踏んでどういった資格・条件を満たせばキャビンアテンダントになれるの?と感じている方のために、まずは絶対に知っておくべき情報(なるまでの流れや応募条件など)をご説明していきます。そのうえで、産経オンライン英会話からのワンポイントアドバイスとして、キャビンアテンダントの採用・選考などに役立つ情報をお伝えします。「キャビンアテンダントになりたい!」と考えている方は今回ご紹介する内容を参考に、キャビンアテンダントとして採用されるため、そしてその後キャビンアテンダントとして活躍していくために、準備を進めていきましょう。

キャビンアテンダント(CA)になるまでの流れ

キャビンアテンダント(CA)になるまでの流れ

・産経オンライン英会話からのワンポイントアドバイス!

1日必死に頑張って勉強したからといって、英語ができるようになるのではありません。では、どうしたら英語学習が継続できるのか。

キャビンアテンダントになるには航空会社に就職する必要があります。入社したらキャビンアテンダントになるための研修を受け、機内での適切なサービスの提供や緊急時の対応が取れるスキルを身に着けたと認められてはじめて、実際に飛行機に乗務することができます。キャビンアテンダントに限ったことではありませんが、航空会社の社員採用の枠としては新卒採用と既卒採用の2つがあります。新卒採用の場合は大学や専門学校などに在学している間に就職活動し、卒業後すぐに航空会社で働きます。一方、既卒採用では学校を卒業した後に、キャビンアテンダントになるための勉強をした方や他の仕事をして社会人経験のある方が応募します。いずれにしても応募条件として、高卒でエントリーできる航空会社が増えてきたものの、学士や専門士などが必要となることが多いため、4年制の大学、もしくは2年制の短期大学や専門学校(エアラインスクール)に通うケースが主流です。

4年制大学に通う方は大学3年の3月に入ったら、2年制の短期大学や専門学校に通う方は大学1年の3月に入ったらエントリーシートの提出が航空会社ごとに始まります。既卒の方は不定期に募集がありますので、キャビンアテンダントを目指すと決めたら、なるべく早い段階で自己分析や事前調査をしておき、書類の不備がないかよく確認して応募してください。

航空会社の選考内容とスケジュール

航空会社の選考内容とスケジュール

キャビンアテンダントの採用に関しては、上空数万フィートの機内という特殊な空間で働くに適しているかをみる体力測定の実施を除いては、他の民間企業の採用試験とほとんど差異はありません。3月~4月頃に航空会社のWebサイトから基本情報を登録し、4月下旬~5月頃にはエントリーシートを提出して、そこから書類選考や筆記試験があります。6月~7月頃に面接や体力測定、健康診断などの本選考が行われ、その後順次内定が決まっていきます。参考までに2019年度に行った選考の内容とスケジュールについて、国内大手のJAL(日本航空)を例に見ていきましょう。

■【新卒の場合】JALの選考内容とスケジュール

①基本情報登録
2019年4月17日(水)13:00まで

②エントリーシートの提出
2019年4月19日(金)16:00まで
⇒書類選考・筆記試験(5月上旬までにテストセンターにて筆記試験の受験)

③面接・健康診断・体力測定・適性検査 等
2019年6月より順次実施

■【既卒の場合】JALの選考内容とスケジュール
①基本情報登録
2019年7月16日(火)18:00まで

②エントリーシートの提出
2019年4月19日(金)16:00まで
⇒書類選考・適性検査

③面接・健康診断・体力測定・適性検査 等
2019年8月より順次実施

既卒でJALに応募する場合には筆記試験はなくTOEIC等の英語資格の証明書を提出することになる一方、ANA(全日本空輸)の場合には既卒でも英語試験を受験する必要があります。なお、国内大手の航空会社についてご説明しましたが、格安航空会社についてもほとんど変わりません。格安航空会社の場合は大手よりも1ヶ月程度スケジュールが遅くなるものの、選考内容や流れなどは同じです。

必要な資格について

パイロットになって飛行機を操縦するには定期運送用操縦士という資格が必要となりますが、キャビンアテンダントになるのには何か必要な資格があるのでしょうか。結論から言うと、キャビンアテンダントになるために取得しなければならない資格はありません。ですから、大学生になって、あるいは社会人になってからキャビンアテンダントを目指そうと考えた方でも、なりやすい職業であるとも言えるでしょう。

必要な資格こそありませんが、キャビンアテンダントの選考の際に、あるいは乗務する際に役立つ資格はあります。こちらに関しては後ほど産経オンライン英会話からのワンポイントアドバイスとしてご紹介していきます。

学歴の条件について

学歴に関しては条件があります。条件の詳細に関しては各航空会社によって異なりますが、国内大手の航空会社JALやANAの場合には専門士以上の学歴が必要となります。以下の学位・称号のいずれかが必要となります。

  1. 専門士号(Diploma相当)
  2. 短期大学士号(Associate degree相当)
  3. 準学士号(Associate相当)
  4. 学士号(Bachelor’s degree相当)
  5. 修士号(Master’s degree相当)
  6. 博士号(Doctor’s degree相当)

簡単に言うと、JALとANAでは高卒でキャビンアテンダントとして働くことはできません。その他多くの航空会社が応募条件として学士や専門士などを設定していますので、キャビンアテンダントになりたいのであれば4年制の大学、もしくは2年制の短期大学や専門学校(エアラインスクール)に通っておくべきです。ただし、一部の航空会社では採用条件を高校卒業以上としています。

応募資格1.2019年4月~2020年3月までの間に高校・専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大学または大学院(修士課程)を卒業見込みの方

出典:株式会社ジェイエア「客室乗務員(新卒者採用)募集要項」

学歴で条件を設けている航空会社はありますが、学部や学科に関しての制限はありません。文学部や経済学部、あるいは理学部であっても大学を卒業していれば(卒業見込みとなっていれば)キャビンアテンダントに応募することは可能です。

身体的な条件について

「小さいとキャビンアテンダントになれない」そう聞いたことがあるかもしれません。ですが、航空会社によっては応募条件として身長に関する決まりを設けていないところも多く、150cm近くの方でも採用された方がいると聞きます。140cmはどうなのか聞かれると判断のしづらいところですが、身長だけを見て選考しているわけではないことは頭に入れておきたいところです。そもそもなぜ、身長の高さが求められるのかと言うと、頭上にある手荷物を入れる部分(オーバーヘッド・ビン)の開閉をするなど、安全確認のため高い所に手を伸ばす作業があるからです。離陸前、滑走中や飛行中に手荷物落下による事故がないよう、キャビンアテンダントがオーバーヘッド・ビンが確実に閉めてあることを確認します。

Must meet height requirement of 158 cms due to safety procedures

出典:デルタ航空「Flight Attendant – MNL Based

be between 160cm and 190cm

出典:スカンジナビア航空「QUALIFICATIONS

注意すべきは身長だけではありません。それ以外にも、視力や体力などに関して応募条件が設けられています。

■JALの応募資格

(3)呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎などが航空機の乗務に支障なく、必要な体力を有し、心身ともに健康な方。コンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上の方。

出典:JAL「一般選考

■ANAの応募資格

裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。 航空機乗務に際し必要な体力を有し、呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。

出典:ANA「募集要項

英語力の条件について

キャビンアテンダントの仕事では外国人と接する機会があり、また全世界で共通の航空用語も英語を使用しているため、英語力に関しても条件があります。英語のレベル・基準に関しては航空会社によって異なりますので、実際に応募する際には各航空会社の採用情報を確認してください。あくまで目安とはなりますが、TOEIC550点~650点程度または同程度の英語力が必要になります。

航空会社 英語力
JAL(日本航空) TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有する方。
ANA(全日本空輸) TOEIC600点程度以上の英語力を有すること。
J-AIR TOEIC550点程度以上、または英検2級以上の英語力を有すること。
ソラシドエア TOEIC600点以上もしくは同程度の英語力を有する方。
スカイマーク TOEIC650点以上もしくは英検2級以上程度の英語力を有する方。
スターフライヤー TOEIC600点以上の英語力が望ましい
AIRDO TOEIC550点、GTEC-LR240点、英検2級程度の英語力を有する方
ジェットスター・ジャパン TOEIC600点程度、または同程度の英語力を有していること
エアアジア・ジャパン TOEICスコアが650点以上もしくは英検2級以上の英語力を有する方(入社後マレーシアで実施される訓練に対応できる英語力、英会話力が必要)
航空会社
JAL(日本航空)
英語力
TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有する方。
航空会社
ANA(全日本空輸)
英語力
TOEIC600点程度以上の英語力を有すること。
航空会社
J-AIR
英語力
TOEIC550点程度以上、または英検2級以上の英語力を有すること。
航空会社
ソラシドエア
英語力
TOEIC600点以上もしくは同程度の英語力を有する方。
航空会社
スカイマーク
英語力
TOEIC650点以上もしくは英検2級以上程度の英語力を有する方。
航空会社
スターフライヤー
英語力
TOEIC600点以上の英語力が望ましい
航空会社
AIRDO
英語力
TOEIC550点、GTEC-LR240点、英検2級程度の英語力を有する方
航空会社
ジェットスター・ジャパン
英語力
TOEIC600点程度、または同程度の英語力を有していること
航空会社
エアアジア・ジャパン
英語力
TOEICスコアが650点以上もしくは英検2級以上の英語力を有する方(入社後マレーシアで実施される訓練に対応できる英語力、英会話力が必要)

出典 JAL「一般選考」 ANA「募集要項」 J-AIR「(株)ジェイエア 客室乗務員(新卒者採用)募集要項」 ソラシドエア「New Graduate新卒採用 募集要項・制度紹介」 スカイマーク「採用情報」 スターフライヤー「採用情報」 AIRDO「客室乗務員募集要項」 ジェットスター・ジャパン「採用情報」 エアアジア・ジャパン「客室乗務員(経験者 / 未経験者)

キャビンアテンダントになるためのステップ・条件のおさらい

キャビンアテンダント(CA)に
なるまでの流れ
大学・短期大学・専門学校卒業(高校卒業)
⇒航空会社に就職
航空会社の選考内容とスケジュール 3月   ~ 4月頃  基本情報登録
4月下旬 ~ 5月頃  エントリーシートの提出(書類選考・筆記試験等)
6月   ~ 7月頃  本選考(面接・身体検査・健康診断等)
必要な資格 なし
学歴の条件 大学・短期大学・専門学校の卒業(一部の航空会社では高校卒業も可)
身体的な条件 身長制限:160cm前後以上(航空会社によって異なる)
視  力:両眼とも1.0以上(コンタクトレンズ使用可)
体  力:呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎・腰椎等が航空機の乗務に支障がないこと
英語力の条件 TOEIC550点~650点程度または同程度の英語力
キャビンアテンダント(CA)に
なるまでの流れ
大学・短期大学・専門学校卒業(高校卒業)
⇒航空会社に就職
航空会社の選考内容とスケジュール
3月   ~ 4月頃  基本情報登録
4月下旬 ~ 5月頃  エントリーシートの提出(書類選考・筆記試験等)
6月   ~ 7月頃  本選考(面接・身体検査・健康診断等)
必要な資格
なし
学歴の条件
大学・短期大学・専門学校の卒業(一部の航空会社では高校卒業も可)
身体的な条件
身長制限:160cm前後以上(航空会社によって異なる)
視  力:両眼とも1.0以上(コンタクトレンズ使用可)
体  力:呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎・腰椎等が航空機の乗務に支障がないこと
英語力の条件
TOEIC550点~650点程度または同程度の英語力

航空会社への応募条件(英語力や身長など)は、それぞれの航空会社によって異なります。日系なのか外資系なのかによっても変わりますので、興味のある航空会社の応募条件を確認しておきましょう。

産経オンライン英会話からのワンポイントアドバイス!

キャビンアテンダントの選考や現場で役立つ資格がある

キャビンアテンダントになるのに必ず取得しなければならない資格はありませんが、持っておけば、選考の際にもキャビンアテンダントとして働き始めてからも役立つ資格はあります。

看護系の資格

看護師・救急救命士・赤十字救急法救急員資格など、看護系の資格を持っている場合には選考の際に注目を集めることができるでしょう。理由はもう既に頭に浮かんでいるかと思いますが念のためお伝えしておきますと、飛行機の中で急病人が出た場合には、飛行機内にいる医療関係者を探すことになります。ドラマなどで良く耳にする「ご搭乗中の皆様の中で医療関係者の方はいらっしゃいませんか?」というフレーズを使う可能性もあります。飛行機内に内科や外科などの専門の一致する医療関係者が乗っていれば問題ないですが、そうでないと何も打つ手はなくなってしまいます。そこで、看護系の資格・知識が役立ちます。万が一のときに処置対応ができる点で、看護系資格を持っている方は採用時に注目されるでしょう。

全国手話検定

キャビンアテンダントは、飛行機内でお客様に食事を提供したり、お客様の要望にできるだけ応えたりしていきます。お客様の中には耳が不自由で、音声ではコミュニケーションを取れない方もいます。そういった方ともコミュニケーションを取る手段の1つとして手話があります。メモ帳とペンなどを使う方法もありますが、それよりも素早く相手の意図を知ることができます。手話を使ってくれるキャビンアテンダントがいるのは、耳が不自由な方にとって嬉しいことでしょう。このように手話検定は、お客様の満足度を高める有用な資格です。

第2外国語の資格

最近は「インバウンド」という言葉が流行するほど、外国人観光客が増加しています。現に日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数の動向」によると、</a>2011年に訪日した外国人は621万8,752人でしたが、そこから右肩上がりとなり、2018年には3,119万1,856人にまで急増しています。もちろん外国人観光客の中には英語圏以外の方もいますから、日本語や英語ではコミュニケーションが取れないこともあります。そこで、中国語やドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語など、第2外国語(英語以外の外国語)の資格を持っておくと選考の際に有利に働くかもしれません。

秘書検定

秘書検定では、適切な言葉遣い・話し方・表情・態度・振る舞いで高いコミュニケーションを取る能力や、一般常識や社会的なマナーなどが問われます。検定に関しては1~3級に分けられ、準1級試験以上は筆記試験のほか面接試験もあり、理論と実技の両面から能力を図られます。実際にキャビンアテンダントとして働く際には、秘書検定の勉強で学ぶ理論(知識)を知っておくだけでも有利に働くはずですが、現場で使える実技能力があるに越したことはありません。書類に秘書検定の資格を持っていることを記載しておけば、航空会社に、高いコミュニケーション力を発揮できる人材だとアピールすることができるでしょう。

資格を持っておくことは選考を進めていくに当たって有利に働くでしょう。もちろん本質を考えると、資格を持っているだけでスキルがなければ意味がないですし、面接ではキャビンアテンダントになりたいという情熱や、立ち振る舞い・言葉遣いなど様々な点が重要になってきますが、資格を持っていればエントリーシートの時点で、面接官に自分を印象付けることができます。ここに紹介した以外にも資格はありますので、これから資格を取るのであればキャビンアテンダントとして働く場合に役立ちそうなものを選んで取得していきましょう。

知っておきたい学校や学部の選び方

航空会社によって条件は異なりますが、国内大手の航空会社JAL・ANAでは学位や称号が必要となります。学位や称号は、大学・短期大学・専門学校を卒業すると得ることができます。しかし、学部や学科に関しての決まりはないのでキャビンアテンダントと結びつきにくい学部・学科であっても問題はありません。こうした前提知識を踏まえたうえで、学校や学部の選び方についてご紹介していきます。

まずは学校の種類を選んでください。4年制の大学と2年制の短期大学、それから専門学校があります。どこに通えば就職に有利になるということはありませんので個人の考え方によって学校の選び方は変わってくるでしょう。キャビンアテンダントに必要となる専門的な知識が学べる専門学校(エアラインスクール)に通いたいけれど、もし航空会社に就職できなかったら……、あるいは途中でやりたいことが変わってしまったら……こうしたことを考えると他の夢にシフトチェンジしやすい4年制の大学に通うのが良いのではないかと思います。しかし、早く現場に出て実践で学んでキャリアを積んでいきたい強い意志があるなら、2年制の短期大学か専門学校を選択し、いち早く就職して第一線で経験を積んでいきましょう。2年制の短期大学にもキャビンアテンダントの養成を目的とした学部・学科があります。こうした専門的な学校を選ぶ際には就職実績やカリキュラムをよく見て、いくつかの学校を比較して決めてください。一方、4年制の大学に行くのであれば、観光系やコミュニケーション系、サービス系、語学・国際教養系の学部を選んでみてください。そうすることでキャビンアテンダントでのキャリアに結びつく知識を得ることができるでしょう。

身長制限のない航空会社もある

身体的な条件の1つとして身長制限のある航空会社があることはお伝えした通りです。ただし、高い場所にある手荷物を置く棚に手が届くことが目的となりますので、身長ではなくアームリーチ(腕を伸ばしたときに届く距離)が応募条件になっている会社が多いです。さらに、繰り返すようですが、応募条件は航空会社によって異なりますから、身長に関しての決まりがないところもあります。例えば、国内大手の航空会社JAL・ANAの応募条件には身長に関する規定はありません。身長に自信のない方もチャレンジできる可能性が広がっています。